身の周りにある有害物質 | 大気汚染物質─ 毎日吸っている“目に見えない敵”
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晴れた日に外を歩くと、気持ちいいはずなのに、なんだか喉がイガイガしたり、目がチカチカしたり…。 それ、もしかしたら大気汚染物質のせいかもしれません。
1. 大気汚染物質ってなに？
空気を汚す原因となる物質をまとめて「大気汚染物質」と呼びます。代表的なのは、PM2.5（二酸化硫黄・窒素酸化物・浮遊粒子状物質）など。自動車の排気ガスや工場の煙、暖房の燃焼、さらには黄砂や花粉まで、私たちの周りの空気にはさまざまな微粒子が漂っています。その多くは目に見えないほど小さく、呼吸とともに体内に入りやすいのが特徴です。2. 体への影響
PM2.5などの微小粒子は、肺の奥まで入り込み、呼吸器や心臓、血管に悪影響を与えることが知られています。長期的には、慢性気管支炎・動脈硬化・がんのリスクを高めるとも。さらに、花粉や黄砂と結びつくことでアレルギー症状を悪化させたり、子どもの発達や高齢者の免疫にも影響が出るという研究もあります。3. 日常でできる対策
大気汚染は避けにくい問題ですが、できる範囲の工夫はあります。空気が悪い日は外出を控える（特に朝と夕方は注意）マスクやメガネで吸入や接触を減らす 室内では空気清浄機を活用し、窓の開ける時間を短くする帰宅後はうがい・洗顔・洗髪をして汚染物質を落とすスマホで「PM2.5予報」をチェックするのも習慣にすると安心です。3. どうやって避ける？
すべてを排除するのは難しいけれど、ちょっと意識するだけで摂取量をぐっと減らせます。たとえば、原材料表示をチェックして、知らないカタカナが多い商品は避けるコンビニや加工食品を食べる回数を減らす 家での“手づくり”を増やすこうした小さな工夫でも、体の負担は確実に減ります。4. 「便利さ」と「健康」のバランスを
私たちが便利さやおいしさを求めた結果、食品添加物は日常のあちこちに入り込みました。でも、その“便利”の裏で、知らずに体がSOSを出しているかもしれません。「すぐ食べられる」を少し減らして、「ちゃんと選ぶ」を増やす。それだけで、体も心もきっと軽くなるはずです。